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純資産マイナス2731万円から総資産1000万円へ|18年の実録

純資産マイナス2731万円から総資産1044万円までの18年推移 積立とお金

2008年1月、私の純資産はマイナス2,731万円でした。手持ちの資産は16万円。そして、組んだばかりの35年住宅ローン。そこから毎月19日の「資産の棚卸し」を18年間、220回以上続けました。その結果、2026年7月の総資産は1,044万円です。

この記事では、18年分の実際の推移と、ズボラな私でも続いた仕組みを公開します。

この記事でわかること

  • 純資産マイナスは危険なのか、という問いへの答え
  • 毎月19日に棚卸しをする理由と、やっていること
  • マイナス2,731万円からの18年の実推移
  • 18年続いた3つの仕組み

純資産マイナス2,731万円の正体

まず、純資産とは「資産の合計から負債を引いた数字」です。つまり、家を買った直後の会社員は、ほぼ全員が純資産マイナスになります。私の場合は、貯金16万円から住宅ローンの残債を引いて、マイナス2,731万円でした。

しかも、時代は最悪でした。翌年にはリーマンショックが直撃し、手取りは16万円まで落ちています。この時期の家計の立て直しは、家計簿が続かない人への記事に書いた通りです。

ここで大事なことを言います。純資産マイナスそのものは、危険ではありません。危険なのは、自分がいくらのマイナスかを知らないことです。だから私は、毎月測ることにしました。

毎月19日、資産の棚卸しをする

私の給料日は20日です。つまり19日は、その月の家計の成績が確定する日。だから棚卸しは毎月19日と決めています。

やることは単純です。まず、家中の口座とお金の置き場所をすべて確認します。次に、残高を自作のExcelに転記する。最後に、先月との差額を見る。以上です。慣れれば15分で終わります。

2008年から続けている資産棚卸しシートの実物
2008年から続けている資産棚卸しシートの実物

ポイントは、家族全体でざっくり把握することです。夫婦の口座も、子どもの貯金も、財布の中身も全部1枚に載せます。なぜなら、家計は個人戦ではなく団体戦だからです。

18年の実推移: マイナス2,731万円→1,044万円

それでは、18年分の推移を見てください。数字はすべて棚卸しシートの実物からの転記です。

時期総資産メモ
2008年1月16万円純資産はマイナス2,731万円
2013年200万円台固定費削減と繰り上げ返済を並走
2019年460万円台繰り上げ返済の最終盤
2023年930万円台ローン完済。純資産が本当のプラスへ
2026年7月1,044万円現金37%・株式63%で運用中

きれいな右肩上がりではありません。実際には、臨時の大きな支出で数百万円単位に減った年もあります。それでも、下がった理由が毎回分かっていたので、慌てずに済みました。

ちなみに、この推移の最大の転換点はローン完済です。35年ローンを16年で返した経緯は、住宅ローン完済後にやったことにまとめてあります。

18年続いた3つの仕組み

正直に言うと、私は根性で続けたわけではありません。仕組みが3つあっただけです。

  • まず、日付を固定した(毎月19日。迷う余地をなくす)
  • 次に、精度を求めなかった(1円単位のズレは追わない。全体をつかむ)
  • さらに、前月比ではなく年単位の推移で見た(短期の凸凹に心を乱されない)

特に3つ目が重要です。資産は月単位では平気で減ります。しかし、年単位のグラフで見ると、方向が合っているかだけが問題だと分かります。つまり、棚卸しはダイエットの体重測定と同じです。毎日の増減ではなく、傾きを見る。

棚卸しが役に立った3つの場面

18年やってきて、棚卸しに助けられた場面は数え切れません。代表を3つ挙げます。

  • リーマンショック期: 減るペースが見えていたから、削るべき固定費を冷静に選べた
  • 繰り上げ返済: 「いくらまでなら返済に回せるか」が毎月分かっていた
  • 投資への切り替え: 現金比率が見えるから、相場が下がっても狼狽しない

要するに、棚卸しは「決断の材料」を毎月1枚ずつ積み立てる行為です。生活水準を下げるのも、投資を始めるのも、現在地が分かって初めて動けます。

よくある質問

Q1. 純資産マイナスの状態は、まずいですか?

住宅ローンを組んだ直後なら、ほぼ全員がそうなので正常です。まずいのは、金額を把握していない状態のほうです。なぜなら、把握していない負債は返済計画も立てられないからです。まず測る。話はそれからです。

Q2. アプリではなくExcelなのはなぜですか?

2008年当時は良いアプリがなかった、というのが正直な理由です。ただし、今から始めるなら家計簿アプリでも構いません。大事なのは道具ではなく、毎月同じ日に全資産を1か所で見ることです。続く方を選んでください。

Q3. 年1回ではダメですか?

年1回だと、悪化に気づくのが最大12か月遅れます。たとえば固定費の上昇や使いすぎは、月次なら翌月に修正できます。月1回・15分は、家計の健康診断として最小で最強の頻度です。

まとめ: 測っていないものは、増やせない

純資産マイナス2,731万円は、18年かけてプラス1,044万円になりました。特別な収入も、大当たりの投資もありません。あったのは、毎月19日に15分だけ現在地を測る習慣です。

貯金も、筋肉も、ブログも同じでした。測っていないものは、増やせない。あなたの純資産がいまマイナスでも、それを数字で知った瞬間から、積立は始まっています。

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