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楽天マラソン、11万円超えは損?実質17.1%の実測

楽天マラソンで税込11万円を超えた分が4.25%になることを示す図 節約・暮らし

楽天マラソンで、8つのショップから117,660円分を買いました。獲得予定ポイントは、20,178ポイントです。

つまり税込価格に対する実質の割引率は、17.1%でした。

これとは別に、クーポンで3,139円が引かれています。クーポン込みの総還元は、19.3%になりました。

ただし、この17.1%は倍率を足しても出てきません。足し算だけなら、30.25%あります。

5,184ポイントが、上限で消えました。先月の4,239ポイントより、さらに増えています。

しかも支払額は、6,263円ふえています。ところが獲得ポイントは、2,681ポイント減りました。買い物を増やしたぶん、効率が落ちたということです。

この記事では、楽天マラソンで買った8商品を公開します。次に、限界まで取るための5ステップ。さらに、上限が効き始める金額を段階ごとに並べます。

すべて、手元の計算表そのままの数字です。

楽天マラソンで実際に買った8商品と、その理由

何を買ったのかを、先に出します。金額の大きい順です。

品名税込価格
車のタイヤ 4本68,014円
ペット用品9,980円
レモンチューハイ 48本8,594円
レモンチューハイ 48本8,502円
自動車用品6,848円
レトルトのごはん 24個6,642円
ペットフード5,100円
洗濯洗剤 8個3,980円
合計117,660円(税抜106,963円)

最初に、タイヤです。4本で68,014円。これだけで、支出の58%を占めました。

残り溝が限界に近づいていたので、交換します。タイヤは、減ってから探すと選べません。在庫のあるものを、言い値で買うことになるからです。

だから、イベントの日に合わせて買いました。

残りは、消耗品とペット用品の補充です。レモンチューハイ、レトルトのごはん、洗濯洗剤。どれも、いずれ必ず使うものだけにしています。

特に大事なのは、8商品を8の別々のショップで買った点です。買い回りの倍率は、金額で決まりません。

決めているのは、買ったショップの数だけです。3,980円の洗剤も、1ショップと数えます。68,014円のタイヤと、扱いは変わりません。

ちなみに同じレモンチューハイを、2つの店で買いました。それだけで、1ショップぶん増えるからです。

しかも店が違えば、クーポンも別々に使えます。実際、片方は500円引き、もう片方は639円引きでした。

楽天マラソンで限界まで取るための5ステップ

次に、今回の手順を公開します。この5つを踏むかどうかで、還元率が数千円分変わります。

  1. マラソン本体にエントリーします。忘れると、買い回り倍率がゼロになります。最大の9%が、丸ごと消えます。
  2. 0と5のつく日にエントリーします。これも、別途エントリーが必要です。5日に買えば、1%が加算されます。
  3. ポイントサイトを経由して、楽天市場に入ります。1%が上乗せされます。アプリから直接入ると、この1%は付きません。
  4. クーポンを片っ端から獲得します。特にLINE友だち限定クーポンは、配布から1分ほどで枠が埋まります。時間を決めて、張り込む必要があります。
  5. 当日18時以降の、ポイントアップ有無を見届けます。球団の勝敗で、全ショップの倍率が上がることがあるからです。今回、勝ち倍と変倍はどちらも発動しませんでした。

クーポンは、獲得しても使わなければ消えるだけです。使えるかどうかは、後で考えます。先に取るのが、正解です。

5日に買う理由は、2つあります。0と5のつく日で1%が付くこと。そして勝ち倍と変倍が、18時以降に確定することです。

ポイントが積み上がる12項目を分解する

では、倍率の内訳です。該当するのは、SPUが8つ。SPU以外が4つで、合わせて12項目になります。

SPUの8項目(合計12.25%)

  • 楽天会員が1.0%。無料で、登録するだけです。
  • 楽天モバイルが4.0%。月およそ1,100円になります。
  • キャリア決済が2.0%。動画配信のファミリープラン、月2,280円です。
  • 楽天ひかりが2.0%。1Gプランで、月5,280円になります。
  • 楽天カード通常分が1.0%。年会費は、無料です。
  • 楽天カード特典分が1.0%。こちらも、年会費無料の枠です。
  • 楽天銀行が0.5%。夫婦のメインバンクで、振込手数料が0円になります。
  • 楽天証券が0.75%。夫婦の積立口座です。

この8項目で月額の支払いがあるのは、3つだけです。しかも、いずれもポイントのために契約していません。

回線も動画配信も、どのみち払う固定費だからです。そこに、たまたま倍率がついてきています。

ちなみに固定費そのものを見直した手順は、固定費削減の記事にまとめました。

SPU以外の4項目

  • ポイントサイト経由が1.0%。楽天市場で買うときは、必ず経由します。
  • 0と5のつく日が1.0%。こちらは、要エントリーです。
  • ショップ限定ポイントが、5商品に付きました。9%が3件、2%が1件、1%が1件です。
  • 買い回りが7.0%。8ショップで、上限まで積み上げました。

勝ち倍と変倍は、今回0%のままでした。球団が負ければ、こうなります。

こうして12項目を合計すると、30.25%です。これは、ショップ限定ポイントが9%ついた商品の数字になります。

ところが、ここからが本題です。

今月は「ボーナスチャンス」がありませんでした

先月との最大の違いは、ここです。ボーナスチャンスが、今回は実施されませんでした。

先月は2.0%で、上限2,000ポイント。この枠が、まるごと消えています。

つまりキャンペーンの構成は、毎月同じではありません。先月の計算表をそのまま使うと、ここで2,000ポイントぶんの読み違いが出ます。

買う前に、その月のキャンペーン一覧を見てください。

一方で、注文画面には「39ショップ」の表示が残っています。実は、これはキャンペーンではありません。

送料無料ラインを設けた店に付く、店舗の目印です。ボーナスチャンスとは、別のものになります。

今回も、この表示がある店を選びました。だから送料は、1円もかかっていません。

倍率30.25%が実質17.1%になるまでの2つの段差

最初の目減りは、消費税で起きます。楽天のポイントは、税抜価格に対して計算されるからです。

支払う金額は、税込117,660円。しかし倍率がかかるのは、税抜106,963円のほうです。

つまり消費税の10,697円は、はじめから対象外です。

上限がなければ、25,362ポイントでした。税込117,660円で割ると、21.6%まで下がります。

財布から出る金額を基準にすると、1割ほど目減りします。

楽天マラソンの本当の落とし穴は「上限」

そして、はるかに大きな目減りが上限で起きます。項目ごとに、1回あたりの天井が決まっているからです。

超えたぶんは、単純に切り捨てられます。

項目上限がなければ実際差
楽天モバイル4,2792,000−2,279
キャリア決済2,1391,000−1,139
楽天ひかり2,1391,000−1,139
買い回り7,4877,000−487
その他2項目2,1402,000−140
上限に届かなかった6項目7,1787,1780
合計25,36220,178−5,184
楽天モバイルなど3項目が上限達成済みと表示された画面
3項目が「上限達成」の表示。ここで4,557ポイントが消えた

目を引くのは、月額サービス系の3項目です。モバイル、キャリア決済、ひかりで、4,557ポイントが消えました。

消失分の、88%です。しかも、いずれも倍率がいちばん高い項目でした。

つまり倍率が高い項目ほど、早く天井に届きます。

上限が効き始める金額には、段差が2つある

楽天マラソンの還元率が税込55,000円と110,000円で落ちる段差の図

税込55,000円と110,000円に、段差が2つある

では、いくら買うと天井に届くのでしょうか。上限を倍率で割ると、頭打ちの金額が出ます。

買った金額(税込)その1円の還元率
0円 〜 55,000円21.25%
55,000円 〜 110,000円13.25%
110,000円 〜4.25%

まず税込55,000円で、最初の段差が来ます。モバイル、キャリア決済、ひかりが、ここで打ち止めになるからです。

合計8%が、消えます。

次に税込110,000円で、2つ目の段差が来ます。買い回り、0と5のつく日、カード特典分が止まります。

さらに9%が、消えます。

なお先月は、この表が23.25%、15.25%、4.25%でした。ボーナスチャンスの2%が乗っていたからです。

段差が来る金額は、どちらの月も同じです。動いたのは、段差の高さだけでした。

だから110,000円を超えたぶんは、4.25%にしかなりません。今回は、117,660円でした。

はみ出した7,660円は、326ポイントにしかなっていません。55,000円までのゾーンなら、1,628ポイントです。

同じ7,660円で、1,302ポイントの差が付きました。

つまり1回のマラソンで買う金額は、税込11万円までです。それを超えるなら、翌月に回したほうが得になります。

8ショップで、買い回りは打ち止めになりました

次に、買い回りの店舗数を検証します。買い回りの上限は、7,000ポイントです。

  • 7ショップなら、6,418ポイント。上限には、まだ届きません。
  • 8ショップで、7,487ポイントに届きます。ただし7,000で、頭打ちになります。
  • 9ショップにしても、7,000のまま。1ポイントも、増えません。

8ショップ目が、天井でした。9ショップ目を足しても、1ポイントも増えません。

実は、10ショップまで回す必要はありませんでした。

逆算の式は、1本だけです。上限の7,000を、税抜の合計金額で割ります。今回なら6.55%なので、必要な倍率は7倍。8ショップです。

もちろん、これは金額によって変わります。買う金額が小さければ、10ショップまで意味があります。

決めているのは、店舗数ではなく金額です。

クーポンで3,139円。4店舗で拾えた内訳

ここからが、もう一つの柱です。今回は、4店舗でクーポンが使えました。

使ったショップの種類値引き
タイヤ(LINE友だち限定)1,000円
ペット用品(1万円以上で)1,000円
飲料(7%引き)639円
酒類500円
合計3,139円

前月は、5店舗で2,232円でした。今回は4店舗で、3,139円。店の数が減ったのに、4割ほど増えています。

LINE友だち限定の1,000円クーポンを、取れたからです。先着3,000注文までの枠でした。

LINE友だち限定の1,000円OFFクーポンが表示された画面
先着3,000注文限定。配布から1分ほどで枠が埋まる

一方、効率が良かったのは飲料の7%引きです。639円が、そのまま引かれました。

ちなみに率で引くクーポンは、金額の大きい商品ほど効きます。定額のクーポンは、下限ぎりぎりで使うのがいちばん得です。

ペット用品の1,000円引きは、1万円以上という条件でした。10,980円で使ったので、率にすると9.1%です。

クーポンが強い理由は「上限がない」こと

では、クーポンの何が優れているのでしょうか。クーポンには、上限がありません。

ポイントと違い、値引き額がそのまま効きます。しかも、後日付与を待つ必要もありません。支払いの時点で、確定します。

ただし、注意点もあります。値引き後の金額で、ポイントが計算されるからです。

それでも、値引き額の8割前後は手取りとして残ります。

そして総還元を、出し直します。ポイント20,178とクーポン3,139を足すと、23,317円です。

クーポン前の総額120,799円で割ると、還元率は19.3%まで上がりました。

3か月を並べると、上限の効き方が見える

では、3か月分を並べてみます。SPUの条件は、いずれも同じです。

項目8月9月10月
店舗数1088
買い回り倍率9%7%7%
支払額(税込)91,343円111,397円117,660円
クーポン値引き3,226円2,232円3,139円
獲得ポイント19,45922,85920,178
上限で消えたポイント3,1184,2395,184
割引率21.3%20.5%17.1%
クーポン込み総還元24.0%22.1%19.3%

目を引くのは、上限で消えたポイントです。3,118、4,239、5,184と増え続けています。3か月で、1.7倍になりました。

買い物の総額が、毎月増えているからです。割引率は、21.3%から17.1%へ下がりました。

9月と10月は、どちらも8ショップで倍率も同じです。それでも割引率は、3.4ポイント落ちました。

理由は2つあります。支払額が6,263円ふえたこと。そしてボーナスチャンスの2%が、今月はなかったことです。

しかも今回は、タイヤ1点で支出の58%を占めました。高額な1点があると、上限に一気に届きます。

つまり金額を増やすほど、効率は落ちます。

だから、来月の目標ははっきりしました。税込11万円を、超えないこと。高額な1点は、単独の月へ回すことです。

実質単価まで落とすと、買い物の良し悪しが見える

最後に、20,178ポイントを商品ごとに割り振ります。割り振り方は、税抜金額に応じた按分です。

上限で削られたぶんを、全商品が公平に負担します。

品名税込価格実質価格
車のタイヤ 4本68,014円56,351円
ペット用品9,980円8,268円
レモンチューハイ 48本8,594円7,120円
レモンチューハイ 48本8,502円7,044円
自動車用品6,848円5,674円
レトルトのごはん 24個6,642円5,503円
ペットフード5,100円4,225円
洗濯洗剤 8個3,980円3,297円
合計117,660円97,482円

まとめ買いは、個数で割ると実質単価が出ます。チューハイが1本148円と147円。レトルトのごはんは、1個229円です。

洗濯洗剤は1個412円。タイヤは、1本14,088円でした。

こうして、はじめて意味のある比較ができます。

たとえば近所のスーパーの棚を、思い浮かべるだけです。買ってよかったのかどうかが、判断できます。

倍率が何%だったかを、覚える必要はありません。ちなみに食費そのものを下げる工夫は、鶏むね肉のまとめ焼きで書きました。

逆に、実質単価まで落とさないとどうなるでしょうか。「今日は30倍だから」で、判断してしまいます。

その結果、スーパーのほうが安い商品を割高に買います。倍率だけを見ていた頃は、何度もやりました。

楽天マラソンの計算表を自分で作る5ステップ

楽天マラソンの計算表は、30分ほどで組めます。手順を、5つに分けて説明します。

  1. 縦に商品、横に倍率項目を並べます。左端の3列を、品名、税込価格、税抜価格に。クーポンがあれば、値引き後の金額を入れます。
  2. 自分が該当する項目だけを、横に並べます。他人の条件は、関係ありません。該当しない項目は、列ごと作りません。
  3. 商品と項目のマス目に、ポイントを入れます。計算式は「税抜価格×倍率」です。ショップ限定ポイントのように、一部の商品にしか付かない項目もあります。そのマスは、空欄にします。
  4. 項目ごとに縦計を出し、上限と比べます。小さいほうを、採用します。関数で書くなら、式は1本で足ります。
  5. 合計を、税抜金額の比で割り戻します。税込価格から引けば、実質価格が出ます。まとめ買いは、さらに個数で割ります。
楽天マラソンの獲得ポイントを商品別に計算した表
縦に商品、横に倍率項目。上限と比べて小さいほうを採る

一度作れば、次回は品名と金額の入れ替えだけです。しかも買う前に、金額を仮置きして眺められます。

すると「この1点は来月に回そう」と、判断できます。感覚ではなく、数字で決められるようになります。

ただし、キャンペーンの列だけは毎月見直してください。今月のボーナスチャンスのように、丸ごと消える項目があるからです。

なお家計そのものを数字で見る話は、18年続けた家計簿の記事にあります。

まとめ:楽天マラソンは上限とクーポンで決まる

今回の買い物は、次のようになりました。

  • 倍率を単純に足すと、30.25%です。
  • 税抜基準のため、税込価格に対しては21.6%まで下がります。
  • 上限で5,184ポイントが消え、最終的に17.1%になります。
  • ただしクーポン3,139円を足すと、総還元は19.3%まで戻ります。

17.1%という数字は、悪くありません。しかし、宣伝されている倍率の印象からは離れています。

その差を作ったのは、上限とクーポンでした。

だから楽天マラソンで得をするかどうかは、倍率では決まりません。決めるのは、自分の買い物が上限のどの位置にあるかです。

税込11万円が、分かれ目になります。そこを超えた1円は、4.25%にしかなりません。

だから今回のタイヤは、単独の月に買うほうが得でした。

次のイベントで、買う予定のものを表に並べてみてください。合計が11万円を超えるなら、1点を来月に回します。

しかもクーポンページを開けば、もう1,000円が出てくるかもしれません。

※倍率、上限、クーポンの条件は変更されることがあります。購入前に、必ず公式の案内でご確認ください。またポイントは、端数処理されます。実際の付与数は、数十ポイント前後する場合があります。
※本文中の画面画像は、楽天市場およびキャンペーンページの表示を引用したものです。

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