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確定拠出年金を放置した結果|5年で+183万円になった中身と反省

確定拠出年金を5年放置して116万円が305万円になった実録 積立とお金

確定拠出年金を放置した結果を、正直に公開します。私の企業型DCの残高は約305万円。拠出したお金は約122万円なので、利益は約183万円です。そして告白すると、この5年間、ほとんどログインすらしていませんでした。

ただし、これは「放置でも大丈夫」という話ではありません。放置してよいのは、最初の設定を終えた人だけ。この記事では、305万円の中身と、私の反省を書きます。

この記事でわかること

  • 放置していた確定拠出年金の中身(実数)
  • 利益183万円を生んだ、たった1つの設定
  • 危険な放置と、許される放置の違い
  • 確定拠出年金の弱点と、NISAとの使い分け

私の確定拠出年金の中身: 305万円の内訳

まず、実物の数字です。企業型DC(確定拠出年金・厚生労働省の解説)の残高画面から転記しました。

項目金額
現在の残高約305万円
拠出金の合計約122万円(うち前職からの移換金が約116万円)
この5年間の掛金約6万円
評価損益+約183万円(運用利回り 年20.7%)
放置していた確定拠出年金の残高305万円の実際の画面
放置していた確定拠出年金の残高305万円の実際の画面

注目してほしいのは、掛金の少なさです。5年で6万円。つまり、この口座はほぼ「入金なしの完全放置」でした。それでも資産は116万円から305万円になっています。

5年間の利回りは、ジェットコースターだった

ちなみに、年度ごとの利回りはこうです。きれいな右肩上がりではありません。

年度利回り
2022年度-1.0%
2023年度+43.5%
2024年度+6.3%
2025年度+23.7%

マイナスの年もあれば、+43.5%の年もあります。もし毎日残高を見ていたら、下落の年に狼狽して売っていたかもしれません。つまり、見ないことが結果的に味方をしました。ほったらかしに耐える設計は、毎月19日の棚卸しで家計全体を把握しているからこそできます。

救われた理由: 外国株式インデックス100%・低コスト

正直に言うと、この5年の成績は私の実力ではありません。最初にやった、たった1つの設定のおかげです。それは、低コストの外国株式インデックスファンド100%にしたことでした。

選ぶ基準は単純で、信託報酬(保有中ずっと引かれる手数料)です。私の物差しは、NISAで積み立てているオルカンの0.05775%。だから、DCでも0.1%以下を基準にしました。参考までに、私のDCのラインナップはこんな感じです。

商品タイプ信託報酬(年)
外国株式インデックス(私はこれ100%)約0.099%
米国株式インデックス約0.076%
バランス型約0.154%
世界株のアクティブ型約1.10%

インデックスとアクティブの差は、年1%程度に見えます。しかし、DCは20年30年と保有する器です。年1%の差は、複利で数十万円から百万円単位の差になります。手数料は、確実に発生するマイナスのリターンです。安いにこしたことはありません。

反省: 危険な放置と、許される放置

それでも、反省はあります。私は5年間、商品も配分も一度も確認しませんでした。結果オーライでしたが、これは危険な賭けでもありました。

なぜなら、確定拠出年金の放置には2種類あるからです。

  • 許される放置: 低コストの株式インデックスに設定した上で、見ない
  • 危険な放置: 初期設定の元本確保型(定期預金など)のまま、見ない

もし私の口座が元本確保型のままだったら、この5年の利益183万円は、ほぼゼロ円でした。同じ「放置」でも、最初の設定だけで183万円の差がつきます。だから、この記事を読んだら1つだけ行動してください。DCの口座にログインし、①商品名②信託報酬③配分の3つを確認する。5分で終わります。

確定拠出年金の弱点: 60歳まで出せない

最後に、DCの構造的な弱点も書いておきます。それは、原則60歳まで引き出せないことです。

この資金ロックは、税制優遇の対価です。ただし、私が気にしているのは別の点です。将来、税制や年金制度が変わったとき、NISAならすぐ現金化して逃げられます。ところが、DCにはその選択肢がありません。制度の変更に対して、身動きが取れない資産なのです。

だから私の序列は明確です。投資の本体はNISAのオルカン。DCは会社の制度の範囲で低コスト運用。持株会は最小額。どの制度も使いますが、依存する制度は1つもありません。

よくある質問

Q1. 元本確保型のまま放置していました。どうすれば?

スイッチング(商品の入れ替え)は、口座のサイト上でいつでもでき、手数料も通常かかりません。ただし、何に切り替えるかは自分のリスク許容度次第です。まず、自分のDCにどんな低コスト商品があるかを確認するところから始めてください。

Q2. 転職するときの注意点はありますか?

移換手続きの放置が最悪です。手続きをしないまま半年経つと、資産は現金化されて国民年金基金連合会に自動移換されます。つまり、運用が止まった上に、手数料だけ引かれ続けます。これが確定拠出年金で一番危険な放置です。転職したら、移換手続きだけは最優先で。

Q3. 掛金は増やすべきですか?

掛金には所得控除の節税メリットがあります。とはいえ、60歳までの資金ロックとの天秤です。私は、流動性のあるNISAを埋めることを優先しています。NISAを使い切ってなお余力がある人が、次に検討する枠だと考えてください。

まとめ: 設定してから、忘れる

確定拠出年金の放置は、悪ではありません。むしろ、正しく設定された口座にとって、放置は最高の運用です。危険なのは、設定を確認しないままの放置だけ。

低コストの株式インデックスに設定する。あとは、毎月19日の棚卸しで残高だけ書き写す。私のDCとの付き合いは、それだけです。設定してから、忘れる。積立の技術は、ここでも同じでした。

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