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ライフプランシートの作り方|64歳の資産を45歳が計算した結果

45歳が自作ライフプランシートで計算した64歳時点の資産予測 積立とお金

私は、64歳の自分の資産を知っています。約1.2億円と、ローン完済済みの自宅です。占いではありません。2008年から18年更新し続けている、自作のライフプランシートの計算結果です。

この記事では、シートの作り方5ステップと、実物の中身を公開します。そして、計算がなぜ老後の不安を消すのかも書きます。

この記事でわかること

  • ライフプランシートとは何か(家計の未来予測表)
  • 自作するための5ステップ
  • 45歳の私のシートの実際の中身
  • 「悲観シナリオで作る」が最重要ルールの理由

ライフプランシートとは、家計の未来予測表

ライフプランシートとは、将来の収入・支出・資産を年単位で並べた表のことです。つまり、毎月19日の棚卸しが「現在地の測定」なら、ライフプランシートは「目的地までの地図」です。

銀行や保険会社が無料で作ってくれるものもあります。ただし、私は自作をすすめます。なぜなら、他人が作った地図は自分の頭に残らないからです。しかも、無料のシミュレーションは金融商品の営業とセットになりがちです。

作り方5ステップ

用意するのはExcelか、無料のスプレッドシートだけです。手順は次の通りです。

  1. まず、横軸に西暦と家族全員の年齢を並べる(自分が65歳になる年まで)
  2. 次に、年ごとの手取り収入を入れる(昇給は見込まない)
  3. さらに、年ごとの支出を入れる(食費・光熱費・税金・子どもの学費など)
  4. そして、毎年の差額を貯蓄・投資に振り分ける
  5. 最後に、投資分に想定利回りを掛けて積み上げる
2008年から自作しているライフプランシートの実物
2008年から自作しているライフプランシートの実物

最初は粗くて構いません。私の初版も、ローン返済と学費を並べただけの表でした。毎年の棚卸しデータで答え合わせをするうちに、勝手に精度が上がっていきます。

最重要ルール: 収入は悲観、運用は歴史平均

数字の置き方には、私なりの鉄則があります。それは、収入側を徹底的に悲観することです。

  • 昇給: ゼロで計算(ベースアップも昇格も見込まない)
  • インフレ: 収入への反映は見込まない
  • 退職金・年金: 当てにする額を控えめに置く
  • 運用利回り: 年7%(全世界株式の長期の歴史平均に寄せる)

理由は単純です。楽観シナリオの地図は、外れた瞬間に人生の計画ごと壊れます。逆に、悲観シナリオで成立する計画なら、現実は大抵それより上振れします。つまり、未来の自分への期待値を下げておくほど、心は自由になります。

私のシートの中身: 64歳で約1.2億円

それでは、実物の計算結果です。昇給ゼロ・インフレ無視の悲観シナリオで、この数字になります。

項目64歳時点の予測
NISA(夫婦2人・59歳で満額3,600万円投資完了)約9,400万円
企業型DC(確定拠出年金)約1,100万円
現金約1,500万円
合計約1.2億円+完済済みの自宅

種明かしをすると、大半はNISAの複利です。夫婦で年240万円を積み立て、59歳で生涯投資枠の3,600万円を埋める計画です。その元手は、16年でローンを完済したことで浮いた返済額と、下げた生活水準から出ています。

計算して消えた3つの不安

シートを作る前の私は、漠然とした不安の塊でした。ところが、計算すると不安は個別の数字に分解されます。

  • 老後2,000万円問題→自分の場合はいくら必要かが分かり、他人の数字に怯えなくなった
  • 子ども2人の学費→発生する年が特定でき、その年の貯蓄額を先に下げて計画できた
  • 60歳以降の収入減→減った後でも家計が回ることを、事前に確認できた

要するに、不安の正体は「計算していないこと」でした。だから、静かな在籍という働き方も選べたのです。会社にしがみつく必要がないと、数字で知っているからです。

よくある質問

Q1. 年利7%は楽観的すぎませんか?

全世界株式の長期リターンの歴史平均に寄せた数字です。ただし、将来を保証するものではありません。だから私は、収入側を昇給ゼロで置いて全体のバランスを取っています。心配なら5%でも作ってみてください。それでも計画が成立するなら、より強い地図になります。

Q2. 途中で計画が狂ったらどうしますか?

狂います。私も18年で、臨時支出や相場の下落を何度も食らいました。とはいえ、シートがあれば「どこがどれだけ狂ったか」が特定できます。つまり、修正する場所が分かる。地図は、迷った時にこそ役立ちます。

Q3. 何歳から作るべきですか?

今日です。若いほど複利の効果が大きく、選べる手段も多いからです。ちなみに、私が始めたのは27歳。純資産マイナス2,731万円という絶望的な現在地からでした。遅すぎる開始はありません。

まとめ: 未来は、予測するものではなく設計するもの

ライフプランシートは、未来を当てる道具ではありません。悲観シナリオでも家族が生きていけると確認し、安心して今日を過ごすための道具です。

毎月19日に現在地を測り、年に1回、64歳までの地図を引き直す。この2枚のシートが、私の「会社に人生を預けない」を支えています。まず、横軸に家族の年齢を並べるところから始めてみてください。

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