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昇給に期待しない|最高評価を取り続けても月2万円だった話

昇給に期待しないのアイキャッチ 静かな在籍

昇給に期待しない。そう決めたのは、ある試算がきっかけでした。人事評価の結果が出た夜、ふと気になったのです。もし自分がこの先、最高評価を取り続けたら、月給はいくら変わるのか。賃金表と昇給ルールを調べて、表計算ソフトで足し算しただけの簡単な計算です。答えは、拍子抜けするほど小さな数字でした。

本記事では、その試算の中身と、「昇給に期待しない」と決めてから何にエネルギーを回すようになったかを紹介します。会社を恨む話ではありません。むしろ、期待値を正しく見積もったら気持ちが軽くなった、という話です。

この記事でわかること

  • 評価を頑張っても月給差はわずか、という試算の中身
  • 評価アップの努力を時給換算すると見えてくるもの
  • 節約が「必ず通る昇給申請」である理由
  • 昇給に期待しない会社員が、代わりにやっていること

昇給に期待しないと決めた日|試算してわかった現実

きっかけは、年に一度の人事評価でした。結果は標準評価。正直、想定どおりです。ただ、その夜に考えました。仮にここから最高評価を毎年取り続けたら、給料はどこまで伸びるのか、と。

結果はこうでした。標準評価のまま働き続けた場合と、現実にはまずあり得ない「最高評価を毎年連発した場合」を比べても、45歳時点の月給差はおよそ2万円。年功要素の強い賃金制度では、評価の差は毎年の定期昇給にわずかに上乗せされる程度です。つまり、階段を一段飛ばしで登っても、山の高さ自体はほとんど変わらないのです。

しかも、最高評価を取れるのはほんの一握り。相対評価の職場では、多数派は標準評価に収まるよう設計されています。要するに、「頑張れば報われる」の報酬部分は、期待値で見るとかなり小さい。これが、私が昇給に期待しないと決めた理由です。

評価を上げる努力を、時給換算してみた

次に、費用対効果を見てみます。評価を一段上げるには、目に見える追加貢献が必要です。たとえば残業対応、面倒な仕事の巻き取り、飲み会や社内行事への顔出し。仮にこれらを月20時間積み増して、運良く評価が一段上がったとしましょう。

それで上がる月給は数千円。時給換算すれば数百円です。しかも、相対評価なので成果が出る保証はありません。最低賃金を大きく下回る「投資」を、当たるかどうか分からないまま毎年続けることになります。冷静に考えれば、割に合いません。

手取りを増やす手段即効性確実性上限
評価を上げて昇給低い(翌年度反映)低い(相対評価しだい)月2万円程度
固定費の削減高い(当月から)高い(自分で完結)月数万円
副業中(育つまで時間)中(継続しだい)青天井

こうして並べると、昇給に期待しない方が合理的だと分かります。会社の評価は他人が決めますが、節約と副業は自分で決められる。この「自己決定できるかどうか」の差は、家計だけでなく精神衛生にも効きます。

節約は「必ず通る昇給申請」です

ここからが本題です。手取りを月1万円増やしたい場合、昇給で実現するには、税金や社会保険料を考えると額面で1万3千円ほど必要です。定期昇給に換算すると、実に数年分。ところが、固定費の削減なら話は早い。格安SIMへの乗り換え、使っていないサブスクの解約、保険の見直し。この3つだけで月1万円は十分に届きます。

しかも、節約による「昇給」は査定も面談も要りません。申請すれば必ず通り、翌月から満額支給され、転職しても失効しない。こんな条件の良い昇給を、会社は絶対にくれません。だから私は昇給に期待しない代わりに、家計の方を昇給させています。

昇給に期待しない会社員が、代わりにやっていること

私の場合、浮いた熱量の行き先は3つです。まず、固定費の削減と家計の整備。次に、副業ブログ。そして、筋トレと睡眠による健康維持。どれも会社の評価とは無関係に積み上がる、自分の資産です。

根っこにあるのは、「会社依存度を下げる=生活水準を下げる=見栄消費を無くす」という等式です。評価に一喜一憂していた頃より、生活は確実に穏やかになりました。実際、日曜の夜が憂うつでなくなったのも、この切り替えからです。

注意|手を抜く話ではありません

誤解のないように書いておくと、昇給に期待しないことと、仕事の手を抜くことは別物です。品質・安全・納期は落とさない。標準評価の維持に必要な仕事は、淡々と確実にやる。なぜなら、低評価やトラブルは、静かな会社員生活そのものを壊すからです。

期待しないのは、あくまで「評価による上振れ」の部分だけ。守りは固く、攻めは社外で。これが一番コスパの良いバランスだと思っています。

まとめ|昇給は期待するものではなく、誤差として受け取るもの

最後に、まとめます。試算したら、評価を頑張っても月給差はわずかだった。だから、昇給に期待しない。その分のエネルギーは、節約・副業・健康という「必ず積み上がる側」へ回す。そして、もし昇給があれば、誤差としてありがたく受け取る。期待値を正しく見積もることは、諦めではなく戦略です。

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