ブログの経費の話を、収益0円の私がします。たしかに、たしかに、変に聞こえるかもしれません。しかし、これには理由があります。開業前の支出も「開業費」として後から経費にできる制度があるので、レシートの保存は収益が出る前、つまり初日から始めるべきなのです。
この記事では、私が実際に記録している支出の一覧と、経費にできる・できないの考え方、証拠の残し方までを実例つきでまとめます。
この記事でわかること
- ブログの経費にできるものの一覧(実例つき)
- 経費になる・ならないの判断基準と家事按分
- レシート・請求書の残し方(電子データの実例)
- 開業届と青色申告に向けた私の準備
大前提: 経費とは「収益を得るために必要な支出」
まず、判断基準は、突き詰めれば1つです。その支出が、ブログ収益を得るために必要だったと説明できるか。
逆に、完全に私用のものは不可。私用とブログ用が混ざるもの(通信費やPCなど)は、「家事按分」で業務に使った分だけを経費にします。国税庁のタックスアンサーにも、家事関連費のうち経費になるのは「業務遂行上直接必要であったことが明らかに区分できる場合のその区分できる金額に限られる」とあります。つまり、説明できる根拠と記録が全てです。
私が経費として記録しているもの一覧
それでは、実例です。私がレシート・請求書を保存している支出をすべて出します。
| 支出 | 私の実額・状況 | 考え方 |
|---|---|---|
| レンタルサーバー | 月あたり約650円 | 経費性が最も高い。全額対象 |
| ドメイン代 | 年2,068円 | 同上。更新料も毎年対象 |
| WordPressテーマ | 0円(無料テーマ) | 有料テーマを買えば経費対象 |
| AIの利用料 | 有料プランを利用中 | 執筆補助に使う分を按分 |
| 書籍・教材 | ブログ・SEO関連 | 記事作成の研究目的なら対象 |
| 通信費(自宅回線・スマホ) | 按分予定 | 使用時間ベースで一部のみ |
| PC・周辺機器 | 按分予定 | 業務使用割合で按分。高額品は減価償却 |
| 会計ソフト | 開業時に契約予定 | 収支管理に必要。全額対象 |
合計すると、私の場合は現状で月1,000円台。さらに、ここにAI利用料の按分が乗ります。たしかに大きな金額ではありません。しかし、年単位・複数年で見れば無視できない額になります。開設費用の全記録と合わせて、1円から記録しています。
グレーゾーンの考え方
次に、迷いやすいものも整理しておきます。
- カフェでの作業代——実際に記事を書いた実態があれば検討の余地あり。ただし飲食は慎重に
- 取材・体験の実費——その記事を書くために必要だったと説明できるかが基準
- 「記事にしただけの私物」——これはNG。買った物を1本記事にしただけで経費、は通りません
要するに、共通する物差しは「税務署の人に口頭で説明して、恥ずかしくないか」です。迷ったら、経費にする前提でレシートだけ残し、判断は申告時に会計ソフトや税務署で確認する。これが安全な運用です。
証拠の残し方(実例: サーバーの請求書)
そして、経費は「支払った事実」を証明できて初めて成立します。具体的には、残し方は3つです。
- 紙のレシートは、ブログ用の封筒に入れるだけ(分類は後回しでいい。捨てないことが全て)
- ネット決済は、管理画面から請求書PDFをダウンロードして専用フォルダへ(サーバーとドメインの請求書は取得済み。電子取引のデータはデータのまま保存が原則です)
- 用途があいまいになりそうなものは、購入時に一言メモ(「◯◯の記事の検証用」など)
開業届と青色申告(私の予定)
ちなみに、私はまだ開業届を出していません。計画では、収益が安定して立ち始めた段階で開業届を提出し、青色申告(最大65万円控除)を目指します。控除枠は、積立で言えば「国が用意してくれた非課税枠」。使わない手はありません。
そして、開業後の帳簿づけと確定申告は会計ソフトに任せます。レシートの山を手で仕分ける時代ではありません。ソフト代自体が経費になるのも合理的です。
よくある質問
Q1. まだ収益ゼロですが、経費になるのですか?
はい、なります。なぜなら、開業前の準備にかかった費用は「開業費」として扱い、開業後に経費化できる制度があります。だからこそ、収益が出る前からレシートを残す意味があるのです。ただし、最終判断は、税務署や税理士に確認してください。
Q2. 按分は何%にすればいいですか?
実は、決まった率はありません。使用時間や使用実態など、自分で説明できる根拠から導きます。たとえば通信費なら「1日のうちブログ作業に使う時間の割合」など。そして、根拠をメモに残しておくことが、率そのものより重要です。
Q3. レシートをなくしたら終わりですか?
クレジットカードの明細や銀行の振込記録も証拠になります。ただし「何に使ったか」の説明力はレシートより弱いので、だから、基本はレシート・請求書の保存です。ネット決済ならPDF保存を習慣にしてください。
まとめ: 経費の記録も、積立である
ブログの経費は、サーバー代のような確実なものから、按分するものまで幅があります。そして共通するのは、記録がなければ1円も経費にならないこと。つまり、レシートを封筒に入れる10秒が、申告時の節税として返ってきます。貯金も、筋肉も、レシートも、積み立てた者勝ちです。
※私は税理士ではありません。この記事は個人の記録と一般的な制度の紹介であり、個別の税務判断は税務署または税理士にご確認ください。
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